T2sys水質検査結果
こちらの記事はT2sys開発者石川さんのブログからの抜粋です。
先日公的な機関からも水質検査を依頼されている会社に依頼してT2sysの炭酸濃度やらを
専門的に検査をして頂いたそうです。
様々な試薬が並ぶyoshiさんの店舗内風景・・・・。
これらの試薬やらなんやらでT2sys装着のシャワーのお湯を調べます。
炭酸測定法には2種類あって赤外線分析法とこのように試薬で炭酸水素イオンを測定し
逆算してはかる方法があり、今回は両方の検査でデータをとったとのこと。
さて公式記録は・・・・・・・・
水温40℃ 1気圧 で計った場合・・・ph5.0 遊離炭酸濃度 MAX980ppm
おおーーー! これはですね、どんな炭酸泉でも水温40度の場合、MAXでも1000ppm
と、言われています。
この数値はどんな炭酸泉を作る器械にも性能は勝るとも劣らないってことだ!
ちなみに、ミドポンのレギュレーターのメモリを3気圧にして、水温13℃にした時の炭酸濃度が
一番高く、Phは約4.0、遊離炭酸濃度MAX 2034ppmだそうです!
ビールが3000~4000ですのでかなり高い数値です ね。
・・・・・以下彼の日記から転載・・・・・
40度の水温で 3気圧、2気圧でも計りましたが、値はそれほど変わらず
気圧によって炭酸濃度が変わるわけではありません
(気圧が0.5以下だと極端に炭酸濃度が低くなるので注意してください)
ここで重要なのは効率的に炭酸濃度を上げる方法があります
炭酸濃度を左右するのは実は水圧にあります。
水圧が高ければ炭酸濃度が下がり
水圧が弱ければ炭酸濃度が上がります
なので、お店のシャワーの水圧に合わせ、泡がごぼごぼ出るくらいまで気圧を上げると
900pp以上の炭酸泉が簡単にできます。
逆に水圧を上げて通常のシャワーと同じ状態だと1気圧でもなんと16ppmしかありませんでした
これでは、ガスをただ捨てているようなものです。
結論!!!
炭酸はぬるめの温度でごぼごぼ泡が出るくらいでちょうどよい!!!
・・・・・ここからはペットボトルで炭酸水を作った場合の彼の日記転載・・・・・・
今回はペットボトル編です
その前に炭酸のphはph4.0くらいがMAXです、これ以上は専門の機械がないと下がりません
というのも、炭酸濃度はphに比例していて水温25℃のときphが4.0だと飽和炭酸量(この温度で最大の水に溶け込む炭酸量)の99.57%まで炭酸が溶け込みますほぼ100%です
水温25℃、ph4.5で98.66% 5.0で95.87%
そして6.0だと69.88%まで落ちてしまいます。
つまりphが4~5くらいならほぼMAXの遊離炭酸量が確保されていると思ってかまわないと思います
逆にph5以上だとどこか問題があると考えたほうがいいです。
炭酸濃度はこのように簡単に求める事ができますが、炭酸量は別問題です
今回は効果的にペットボトルの炭酸量を増やす方法です
ペットボトルで炭酸水を作っている人も多いと思いますが、炭酸量は温度に比例します
温度が高ければ炭酸量は低く、温度が低ければ炭酸量は高い
逆に高い水温で作った炭酸は冷やすと水に溶け込むことがわかりました
40℃のお湯で作ったペットボトル炭酸と15度の水で作った炭酸では炭酸量に大きな違いが出ました
40℃ = 6300ppm
15℃ = 4500ppm
これはそれぞれ水温40℃、15℃ 気圧3.5で作った炭酸水を 0℃まで冷やした結果です
また10℃、30℃、50℃の水温で作った炭酸水を10℃まで冷やした結果は
10℃ = 2600ppm
30℃ = 3300ppm
50℃ = 3600ppm
あまり温度が高いとペットボトルが変形して危険なので50度でやめました(笑
つまりペットボトルでは温度が重要だと言う事がわかります
結論!!!!
ペットボトルの炭酸水はお湯で作って冷やせ!!!もちろん気圧はマックス!!
----美容室における炭酸水の効果----
○炭酸水はPH5くらいの弱酸性
○パーマの中間水洗の効率アップ
○薬剤の洗い落としが早い
○残留アルカルの除去が、ただの水より良い
○頭皮・毛髪に優しい・・艶・くし通りが良い
※炭酸飽和度は冷たい水ほど高いが、
40度くらいであればさほど高くはない。
ペットボトルに水を入れ、良く冷やしておき
直接炭酸を注入するのが一番効果のある
炭酸水の作り方です。使用前には少し暖め
てから使います。
炭酸ガスボンベからチューブを簡単に
シャンプー台とペットボトルにつなぎ変えれます
高濃度炭酸水を作ることができます。
炭酸ジュースも作れます。